新刊紹介
図書刊行会編 古庄元海幕長監修
「海上自衛隊レジェンドブック」
本書は海上自衛隊の歴史と伝統を後世に残すために同隊の協力を得て、図書刊行会が発刊した完全永久保存版超豪華本である。
最初に海上自衛隊の行動を迫力ある大型写真で紹介し、続いて海上自衛隊発足からの歴史、海外派遣、リムパック、観艦式の歴史、艦艇部隊や航空部隊、江田島の幹部候補生学校や各術科学校、遠洋練習航海記、現在就役中の主要な艦艇と航空機の紹介などに加えて、元海幕長やOBの貴重なインタビューがちりばめられている。
最終章では、海上自衛隊の近未来として今後も増大する海外派遣のニーズに触れると共に、海上自衛隊にとって最大の脅威は「人員不足」だとの訴えは正鵠を得ている。その脅威に対抗するために海自内の職種の紹介や各地方協力本部の紹介もある。
価格は19,800円とやや値が張るが、海上自衛隊に深く関与した一員として自宅の書架に置きたい一冊である。
2020年8月18日発行 A4版 256ページ 図書刊行会編 19,800円(税込)
尚、出版社のご好意により、航翔会会員には1割引き(17,820円)でご提供頂けるそうです。
購入申し込みは、航翔会事務局で仲介いたします。
新作映画紹介
「ミッドウェイ」
ローランド・エメリッヒ監督が構想20年、製作費120億円をかけて完成させたスペクタクル超大作「MIDWAY(原題)」が「ミッドウェイ」の邦題で、9月11日から日本公開されることが決定された。
エメリッヒ監督は、日米両軍に敬意を捧げて史実を再現。「日本人を単なる敵としてではなく、敬意を持って描くことを心掛けた。戦争には勝者は無く、敗者しかいない。この映画を日米の兵士たちに捧げる内容にしたかった」と明かす。
この映画は、土肥修 元村空司令(23期航学)が撮影現場まで出向いて演技指導を行った。(会誌第9号参照)