平成31年度 航翔会総会・懇親会を開催

航翔会は、3月9日(土)、水交会「クラブ水交」において「同巣会(どうそうかい)」を開催した。

航翔会は、海上自衛隊航空学生として入隊した者全員を会員(ただし活動は個人の自由)として平成22年に発足した。ここでは海上自衛隊の操縦士、戦術航空士として大空に羽ばたいた人、途中で進路変更をした人、民間に出た人など「同じ巣」から巣立ったヒヨコの集まりという意味で「同巣会」と名付けた会合を毎年開催し、会誌「航翔会」を年1回発刊して、会員相互の親睦、海上自衛隊航空学生の育成と発展に寄与することを目的とした活動を行っている。現在、第1期操縦学生から第70期航空学生までの約4,900名が会員となっている。

航翔会「同巣会」は、昨年は教育部隊所在地の下総航空基地で、今回は航翔会本部の所在する東京で開催された。当日は、海上幕僚監部は言うまでもなく関東地域の部隊等で活躍中の現役隊員をはじめ、二昔以上前にリタイヤした第1期操縦学生から今年現役を離れたばかりの35期生までのOBを合わせ、総員98名が一堂に会し、会員相互の親睦を深めた。

今回は、航翔会事務局がある水交会本館が間もなく改築されることから、建物の姿を記録に留める事も兼ね、記念写真は、ドローンを飛ばせて屋外で撮影した。

総会に先立ち青井正人会長(8期)から、昨年末に生起したP-1哨戒機に対する韓国海軍駆逐艦からの火器管制レーダー照射事案における搭乗員の冷静沈着な対応等、現役の後輩たちの活躍を称える熱き挨拶があり、引き続いて昨年9月20日「空の日」に日本航空協会から「航空功績賞」を受賞された石橋 明会員(6期)の紹介があった。

総会においては鴛淵陽一担当委員(28期)から、役員の紹介、本年度の活動実績と来年度活動計画等の報告、東 裕一事務局長(17期)から会計報告が行われた。

総会に引続き東京支部(星 清一支部長:20期)主催の懇親会が行われ、槌山 汎顧問(1期)の音頭による乾杯の後、OBと現役の先輩、後輩が経験談や航空部隊の近況など、思い出話に花が咲き、有意義な意見交換が行われた。 宴たけなわに高木 義事務局員(25期)の指揮により、参加者総員が声高らかに「航空学生の歌」の新旧バージョンの隊歌訓練を行い、小倉利之顧問(5期)の発声による中締めに続き、「同巣会」恒例となっている参加最後任者の青木真太郎会員(61期)の万歳三唱で盛会のうちに閉会した。その後、参会者は同期毎に集まって原宿周辺の居酒屋では熱き語らいが続いた模様である。

(木村康張担当委員:29期 記)

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(ドローン撮影 檜森氏)